教員紹介 | |
タカハシ キヨタカ
Takahashi Kiyotaka
高橋 清貴 所属 人間社会学部 国際社会学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/05 |
形態種別 | その他 |
標題 | 軍とNGO-人道支援をめぐる軍民関係 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | RATIO |
出版社・発行元 | 講談社 |
巻・号・頁 | (3),360-375頁 |
概要 | 90年代に内戦型の紛争が増加し、2001年からは「対テロ戦争」という新たな戦争の形が生まれる中で、人道的介入という新たな概念の登場、また「治安」の概念の重要視と相まって、これまでNGOの「独壇場」でもあった人道支援という分野に軍も関わるようになってきた。いわゆる復興と治安という「車の両輪」を進めるために、治安を携わる軍と復興に取り組むNGOが接する場面が増えてきたということである。この新たな事態は、NGOに様々な問題の影を落とし始めている。その-つとして、NGOが支援していたクリニックに軍が乗り込んできて処方箋もないままに薬を配るという危険な行為を行い、NGOの社会的信用を失わせるような事態まで起こつている。しかし、その一方で、当のNGOの反応がとても鈍い。このアフガニスタンでの事例とNGOの反応度を踏まえて、本論文ではNGO同士でまずは「軍との関係」について議論することの必要性を訴えている。 |