教員紹介 | |
ミヤウチ ヤスユキ
Miyauchi Yasuyuki
宮内 泰之 所属 人間社会学部 社会園芸学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002/03 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 遺存植物体の分析に基づく鎌倉期建長寺庭園の植栽に関する考察 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | ランドスケープ研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本造園学会 |
巻・号・頁 | 65(5),431-434頁 |
著者・共著者 | ◎宮内泰之,田畑貞寿 |
概要 | 鎌倉建長寺庭園の地底の堆積土に含まれる遺存植物体の分布状況を分析し,鎌倉期建長寺庭園の植栽,環境,眺望等について復元的考察を行った。堆積土にはニヨウマツ類,スギ等の庭園に植栽されていたと推測される種類の遺存植物体のほか,ケヤ牛,カエデ類,アカメガシワ等の木本や,カラムシ属の一種,ホトトギス属の一種等の草本の遺存植物体が含まれていた。今回の分析結果と巨福山方向の眺望の関係から,ニヨウマツ類のように枝葉が疎な樹木ならば築山上に生育していることはあったとしても,スギのように枝葉の緻密な常緑針葉樹やケヤキのような大木は巨福山への眺望を遮らない場所に植栽されていた,あるいは生育していたものと推測される。 |