教員紹介 | |
キタ ヤスノリ
Kita Yasunori
喜田 安哲 所属 人間社会学部 社会園芸学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 大学・研究所紀要 |
標題 | テキスト記憶の構造―テキストマイニングによる探索的アプローチ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 恵泉女学園大学紀要 |
巻・号・頁 | (23) |
概要 | テキストの理解と記憶の特徴についてテキストマイニング技法を用いて検討した。その結果、①記銘文で頻度が高い形態素が多く想起される傾向が示された。②初頭効果が見られる傾向が示唆された。③想起される内容には偏りがあることが示され、感情的な表現はよく想起され、仕事の専門的な内容は想起されにくい傾向であった。想起量の程度で参加者を3群に分けて、その特徴を検討した結果、想起量が多いグループほど正解不正解にかかわらず想起する形態素数が多くなった。また、想起量が多い被験者は読み時間も長かった。他方、想起量の少ないグループは、想起する形態素の数も総じて少なく、読み時間も短かった。これらのことから、想起量の多い参加者は、内容的な理解を中継ぎにして、関連する形態素を想起し、想起量が少ない参加者は頻度の多い形態素に影響を受けて想起する傾向が示唆された。 |