教員紹介 | |
タカハマ トシユキ
Takahama Toshiyuki
高濱 俊幸 所属 人文学部 英語コミュニケーション学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2003/10 |
発表テーマ | 18世紀前半期のイングランドにおける「共和主義」-『カトーの手紙』と『愛国王の理念』を中心に- |
会議名 | 社会思想史学会第29回大会 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 早稲田大学 |
概要 | 18世紀イングランドにおいて共和主義思想の二つの型が存在したことを、当時の代表的な政治著作『カトーの手紙』と『愛国王の理念』から論じた。すなわち、前者が広く一般読者に向けて、政治悪をいかに観察するかを教えるものであったとするならば、後者は狭い政治エリートたちを念頭に政治に参加する際の倫理を授けようとするものであったが、いずれも古代ローマの共和制を歴史的引証基準とするものであり、その意味で共和主義の伝統に属することを明らかにした。このことを通じて、もっぱら〈徳〉と〈政治参加〉を主要概念として共和主義を理解しようとする解釈の問題点を指摘した |