ロイド スティーブン
Lloyd Steven 所属 国際経営学部 国際経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | こども、テレビ、暴力 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 東京農業大学第三高等学校誌『研究紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 50-59頁 |
概要 | この論文は、メディアにおける暴力が子供に及ぼす影響について行なわれてきた研究を、調査・分析したものである。かなり長期間にわたり広く行なわれてきた議論にもかかわらず、ほとんどの研究が合意に至っておらず、研究自体に矛盾点などが見られ、多くの重要な要素(例;番組ジャンル、現実性、視聴習慣、社会背景など)が考慮されていない研究が多い。結論としては、メディアにおける暴力を規制するには、Vチップなどの技術的手段ではなく、放送業者とそのスポンサーに、暴力を放送しないことで商業的利益を得ることができると確信をもたらすしかない。しかし、これは、その暴力シーンを放送した番組スポンサーの商品ボイコットなどを通じてのみ可能であり、日本の盲目的に従順で、分離された消費社会では不可能に近い。又、政府によるボランティア的な「自己規制」方法も、効果はないであろうと考察する。 |