ハシモト タカオ
Hashimoto Takao
橋本 隆生 所属 教育学部 教育学科 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/08/26 |
形態種別 | 研究論文(大学、研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | NHK番組『昔話法廷』を用いた議論する模擬裁判授業
―市民性育成を目指す小学校法教育の改革― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 共栄大学教育学部研究紀要(第7号) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 共栄大学教育学部 |
概要 | 本稿の目的は概念中心の法教育を,市民性育成を目指す小学校法教育へ改革することである。これまでの小学校法教育研究では3つの研究がなされてきた。1つ目は中等教育段階の法概念の教授を中心とした学習を簡単にして行う研究。2つ目は市民性育成を目指すアメリカ法教育を適用する研究。3つ目は日本で開発された模擬裁判授業の研究である。しかし,小学生には法概念の理解が難しく市民性育成につながらない。アメリカ法教育を日本の法にうまく適用出来ていない。模擬裁判授業には実際の裁判のようなリアルさがないといった課題が指摘されてきた。また指摘されてはいないが模擬裁判の中で法概念の何を根拠にどのように思考しているのかが教師にも学習者にも可視化されてこないという課題もある。そこで本稿ではNHK番組『昔話法廷』を用いることで日本の法制度や法概念について学習者に理解を容易にし,議論の構造を用いることで模擬裁判における学習者の思考を可視化するものである。(pp.15-25) |