アキヤマ タカヨシ
Akiyama Takayoshi
秋山 高善 所属 国際経営学部 国際経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「退職給付会計をめぐる業績の表示問題-期待運用収益と実際運用収益との乖離を素材として」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 企業会計 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 55巻(6号),117頁 |
概要 | 退職給付会計基準において、退職給付費用を算定する際に、年金資産の期待運用収益率を用いた期待運用収益を退職給付費用の計算上控除する。 この期待運用収益率はあくまでも期待値であって実績値ではない。したがって、その期待運用収益率が実際の運用収益率と異なった場合に、財務諸表に与える影響は非常に大きいものとなる。なぜなら、年金は長期にわたって運用するものであり、人数が多い企業ほど当然その金額も多額になるから、1%に満たない期待運用収益率を変更しても、財務諸表に与える影響は巨額のものとなるのである。 このような観点から、公表する財務諸表上の利益に対して、期待運用収益率の変更は、どのような影響を及ぼすのかについて考察するとともに、また、その問題点について明らかにした。その際、有価証券報告書提出会社約1,000社をサンプルとして実態調査し、その問題がすでに発生していることを明らかにした。 |