ロイド スティーブン
Lloyd Steven 所属 国際経営学部 国際経営学科 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | Japan’s Development Assistance in Timor-Leste |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 『共栄大学研究論集』 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 本論は、日本の東ティモールにおける開発援助政策について焦点を当てた。東ティモールは、1975年から約四半世紀の間インドネシアからの不法な占領を受けていたが、1999年の住民投票を機に独立の道を歩むことになった。しかし独立に反対する民兵からの暴動により国土が崩壊し、東ティモールは日本等の先進国からの開発援助を受けている。日本の東ティモールにおける政府開発援助(ODA)額は、2001年から2005年の間に目覚しく増加している。日本の国際協力機構(JICA)における東ティモールの開発援助は、インフラ整備や教育の再建等、紛争には直接関係しないが重要開発項目に属するものが多い。しかしJICAは今後、その活動範囲を平和構築や安全保障の分野にも及ぶことを想定しており、よって東ティモールにおける援助政策も再考する余地がある。しかし本論では、日本の東ティモールにおける開発援助は、日本のアフガニスタン、スリランカ、カンボジアにおける援助と比較すると良好であることを主張している。また本論では、援助政策における被援助側との対話の重要性、資金延滞の防止、援助の持続性の重要性が強調された。 |