タケヤ モトヒロ
Motohiro Takeya
竹屋 元裕 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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研究期間 | 1996~1997 |
研究課題 | 生体内における単球遊走因子MCP-1の役割と病態への関与 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 文部科学省 |
研究種目名 | 科学研究費補助金(基盤研究(B)),基盤研究(B) |
科研費研究課題番号 | 08457073 |
代表者 | 竹屋 元裕 |
連携研究者 | 宮川 和久, 高橋 潔 |
概要 | 1.リコンビナントラットMCP-1をラット皮下に投与し、浸潤マクロファージ亜群を種々の抗ラットマクロファージモノクローナル抗体で解析すると、その主体はTRPM-3陽性の単球由来マクロファージであった。一方、ED2陽性の組織マクロファージの動員はわずかであった。2.実験的ラット肺肉芽腫では、一酸化窒素(NO)の産生とともにMCP-1の発現がみられ、肉芽腫内には多数のTRPM-3陽性マクロファージが観察された。このモデルに一酸化窒素合成酵素阻害剤を投与すると、MCP-1の発現は有意に抑制され、MCP-1の産生にNOが関与することがわかった。3.ウシII型コラーゲン投与によって作製したラット慢性関節リウマチモデルでは、関節液中のMCP-1濃度はコラーゲン感作後2週目にピークとなり、局所へのマクロファージ浸潤や関節腫脹の程度と良く相関した。このモデルに抗ラットMCP-1モノクローナル抗体を投与し、MCP-1の作用を抑制すると、関節の腫脹は約30%減弱した。4.実験的ラット半月体形成性糸球 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/d/p/08457073.ja.html |