タナカ エリ
Eri Tanaka
田中 恵理 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 共通教育センター 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/12 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | ジョイスの迷宮(ラビリンス)『若き日の芸術家の肖像』に嵌る方法 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 言叢社 |
巻・号・頁 | 77-96頁 |
総ページ数 | 302 |
著者・共著者 | 南谷奉良、平繁佳織、田中恵理、小林広直、横内一雄、金井嘉彦、道木一弘、中山徹、下楠昌哉、田村章 |
概要 | 第三章「自伝性と虚構性の再考―『若き日の芸術家の肖像』におけるずれた時間軸の狭間から」(77-96頁)、フォトエッセイ「ジョン・コンミー神父」(97頁)、『若き日の芸術家の肖像』を読むための二一項「1. ジョイスの伝記とスティーヴンの伝記」(242-44頁)を担当。
ジェイムズ・ジョイスの『若き日の芸術家の肖像』(1916)(以下、『肖像』と略記)における主人公スティーヴン・デダラス(以下、スティーヴンと略記)の生きる時間の時間の流れを精密に捉え、著者自身の実人生における時間とを比較する。そこにあるずれから物語の有機的な構造と著者のアイロニーを見いだし、そのずれが持つ意義を先行研究を踏まえながら半自伝的小説『肖像』の虚構性を高めるものとして結論づける。 |