ノボルオ イッペイ
Ippei noboruo
登尾 一平 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Bernard-Soulier 症候群様疑似検体を用いた血小板凝集能検査実習の試み |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床検査学教育 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 14(1),18-23頁 |
総ページ数 | 6 |
担当範囲 | 全般 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 登 尾 一 平 田 邊 香 野 山 本 隆 敏 南 部 雅 美 楢 原 真 二 川 口 辰 哉 上 妻 行 則 |
概要 | 血小板凝集能検査は、血小板数が正常であるにも拘らず出血時間が延長している疾患を鑑別
するための検査であり、将来臨床検査技師として働く学生にとってその検査の意義を十分に理解する ことは不可欠である。しかし、現在、異常臨床検体の入手が困難であり、本学では正常検体のみを用 いた実習となっているため、血小板凝集能検査に対する理解が深まらないことが教育的課題となって いる。今回我々は、Bernard-Soulier 症候群(BSS)様疑似検体を作製し、学内実習で使用した。その結果、 BSS でみられる ristocetin 凝集のみ欠如する血小板凝集パターンが認められ、実習後のアンケートから も血小板凝集能検査の意義の理解が深まったことが確認された。以上より、作製した BSS 様疑似検体は、 学内実習における血小板凝集能検査の理解を深める有用なツールの一つとして使用できると考えられた。 |