イノウエ カナコ
Kanako Inoue
井上 加奈子 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 准教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/12 |
形態種別 | 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) |
標題 | 自らの教育実践をことばにし、省察する ‐教師学研究の目指すところへ:実践者と若手研究者の対話‐ |
執筆形態 | その他 |
掲載誌名 | 教師学研究 2022 Vol.25 No.2 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本教師学学会 |
巻・号・頁 | 25(2),107-123頁 |
総ページ数 | 22 |
担当範囲 | 115-118 |
担当区分 | 責任著者 |
著者・共著者 | 井上加奈子 |
概要 | 日本教師学学会第23回大会のシンポジウムで「自らの看護教育実践を『ことば』にし、省察する」をテーマに、研究発表を行った。その内容について、加筆・修正し、原稿としてまとめたものである。看護教員の看護学実習における教育実践事例の振り返り(省察)で得られた知見として明らかになったことは、看護学実習において看護教員が学生への教育実践を行っていくなかで、常に変化を伴う看護の現場で展開される実習指導においては、看護教員のねがいが常に行為化されるとは限らず、その時の状況によって実践の方向性は変わるということ、そして自らの教育実践を省察することの意味であった。教育実践を行う際に看護教員が自らの教育実践を言語化するということは、それはときに自分自身の迷いや価値基盤に対峙することでもあり、だからこそ、ともに振り返り(省察)をしてくれる人との関係や言語化したことを受け止めてくれる人・場のあり方が重要であることが示唆された。 |