ノナカ キク
Kiku Nonaka
野中 喜久 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/01 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | グリシン作動性神経終末部からのGly遊離へのSr2+の効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 熊本保健科学大学保健科学研究誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第3号),33-37頁 |
著者・共著者 | 著者:前田 恵、正代 清光、野中 喜久 |
概要 | 神経終末内遊離Ca2+濃度([Ca2+]i)の増加がシナプスからの伝達物質放出を惹起することはよく知られている。しかし,哺乳類の中枢神経系シナプスからの伝達物質放出において,他の2価陽イオンであるストロンチウム(Sr2+)がCa2+同様の機能を有するか否かは不明である。従って,我々はラットの脊髄背側交連核(SDCN)ニュ-ロンの‘シナプス・ブ-トン’標本を使用して,Sr2+がCa2+のようにグリシン(Gly)作動性の神経終末部からの自発的グリシン放出にどう影響するのかを,抑制性シナプス後電流(mIPSC)を指標にして電気生理学的に検討した。その結果,中枢神経の神経終末部において,Sr2+はL型Ca2+チャネルを通過し,この流入したSr2+がCa2+とほぼ同様な働きをしてGly放出に関与していることを明らかにした。
本人担当分:共同研究のため抽出不可能 |