ヒサマツ ミサコ
久松 美佐子 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 余命告知を受けた化学療法中のがん患者家族の不安に影響する要因 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床死生学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本臨床死生学会 |
巻・号・頁 | 17(1),9-18頁 |
著者・共著者 | 久松 美佐子,荒井 春生 |
概要 | がん患者家族を対象に、不安の経時的変化の影響要因について調査した。対象は、主治医からの余命告知を受け6ヵ月以上経過したがん患者の家族8名(男4名、女4名)とした。半構造的面接法を用い、一人について2回行った。1回目は目的に沿った内容を調査し、2回目は整理したラベル名をフィードバックし、内容や時間的経過の確認と修正を行った。家族の不安をもたらす要因として【予測の困難さ】が挙げられた。不安を軽減する要因として【治療効果による症状安定】と【介護生活の定着】が挙げられた。不安を増強させる要因としては【現実との対峙】【転移や治療薬の変更】【相談支援体制の不足】が挙げられた。患者の不安は予期悲嘆感と治療の不確かさが契機になっており、患者の病状変化やQOL、介護負担の影響によって不安が軽減したり上昇することが示唆された。 |
ISSN | 13426206 |