ヤマノ カツアキ
Katsuaki Yamano
山野 克明 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/12 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | DASH日本手外科学会版の臨床使用上の問題点―わが国の文化的特徴を踏まえた考察 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 作業療法ジャーナル |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 44(12),1297-1302頁 |
著者・共著者 | 山野克明 |
概要 | 本稿ではDASH日本手の外科学会版(DASH‐JSSH)の臨床使用上における問題点を、わが国の生活習慣にかかる文化的特徴を踏まえる形で考察する。31名に対しDASH‐JSSHを測定した結果、性生活に関する設問の回答率が44.6%であり、特に女性では回答率20.5%と著しく回答率が低かった。これにはわが国の閉鎖的、排他的、抑圧的な性規範の存在と50歳代前後の性生活の変化が影響していると考えられた。性生活に対する設問に患者の回答を迫ることは、患者との信頼関係を損ねる危険性を孕んでいる。しかし、正式な手続きなくDASH–JSSHの設問を改定することは許されない。ここに、DASH-JSSHの臨床使用上における問題点が存在する。 |