ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1996 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 画像診断上悪性所見を示さない乳癌に対する細胞診の有用性と必要性 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本乳癌検診学会(JJABCS) |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 5(2),175-181頁 |
著者・共著者 | 共同研究者 杉島節夫 横山俊朗 吉田友子 高木博美 一本杉 聡 古賀稔啓 鹿毛政義 森松 稔 |
概要 | 乳腺の細胞診延べ2,741例を病理組織診と対比し,細胞診でClass III以上の乳癌が疑われた症例で,画像診断上悪性所見を示さず細胞診のみ乳癌の術前診断を行い得た症例の病理態学的特徴について検討をした.細胞診のクラス分類の内訳としてClass Iは1,470例,Class IIは131例,Class IIIは59例,Class IVは41例,Class Vは224例,更に検体不良例816例であった.細胞診でClass III以上と診断した324症例のうち病理組織診断が施行され,術後の再発例を除き悪性と診断されたのは234症例であった.234症例の乳癌のうち画像診断上悪性所見の認められなかった症例は17症例であった.画像診断上悪性所見の認められなかった症例の組織型は,乳頭腺管癌8例,粘液癌4例,硬癌2例,充実腺管癌1例,嚢胞内乳頭癌1例,非浸潤性乳管癌1例であり,腫瘤の大きさとしては1.0cm以下が9例,1.1~1.5cmが8例であった |