ナカムラ ミホ
Miho Nakamura
中村 実穂 所属 熊本保健科学大学 助産別科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/01 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 思いがけない妊娠をした妊婦支援のフレームワーク作成に向けた基礎的研究
─妊娠届を提出しなかった(できなかった)孤立妊婦への助産師の関わりから─ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 母性衛生 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 64(4),522-529頁 |
著者・共著者 | 山本美由紀 中村実穂 原田なをみ |
概要 | 本研究は思いがけない妊娠をして妊娠届を提出しなかった(できなかった)孤立妊婦の特徴と助産師の支援のプロセスを明らかにし,行政の把握から漏れる妊婦を社会全体で支援するためのフレームワーク作成に向けた基礎的調査である。対象は母子保健に携わっている助産師 8名で,半構成的面接法によるインタビュー調査を行い質的記述的に分析した。結果,妊婦の特徴は孤立の視点から【行政との離隔】【社会的孤立】【無縁孤立】の 3 つのカテゴリーを抽出した。助産師の支援は,27 のサブカテゴリーから 8 つのカテゴリー【支援につなぐインテーク】【助産師の見立て】【行政との壁をなくす関わり】【困窮した生活を整える】【医療機関につなぐ】【信頼できる大人につなぐ】【意思決定の擁護】【母と子の幸せを見据えた関わり】と『緊急下の母と子の命をまもり孤立から新たな関係へとつなぐ支援』のコアカテゴリーが導き出された。思いがけない妊娠をして妊娠届を提出しなかった(できなかった)孤立妊婦のフレームワークは,自治体の枠を超えて民間・医療・福祉・学校との連携が必要であることが示唆された。 |