カイムラ ミチコ
Michiko Kaimura
甲斐村 美智子 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 看護師の月経随伴症状が労働生産性およびQOLに及ぼす影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 女性心身医学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27(3),305-312頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 甲斐村美智子、羽田野花美、末永芳子 |
概要 | 看護師における月経随伴症状が労働生産性およびQOLに及ぼす影響について検討することを目的に、2018年11月~2019年3月、A市の6医療機関看護師1,050名を対象に無記名自記式質問票調査を実施した。
その結果、月経周期が不規則な者は135名(28.2%)、月経痛に伴う鎮痛剤服用者は338名(70.4%)であった。月経周辺期には469名(98.9%)が何らかの症状を有し、労働パフォーマンスおよびQOLが低下する者はそれぞれ433名(90.2%)、453名(94.8%)であった。労働パフォーマンスおよびQOLが普段の半分以下に低下する者はそれぞれ142名(29.6%)、209名(43.7%)であり、月経随伴症状が重症になるほどこれらは有意に低下した。 月経随伴症状は、看護師の仕事における労働生産性と日常生活におけるQOLを低下させていたことから、安全管理の面から月経周辺期は労働生産性が低下することを職場全体で周知することが必要だと考える。 |