カイムラ ミチコ
Michiko Kaimura
甲斐村 美智子 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | コロナ禍における母親のソーシャル・キャピタルと幼児の就寝時刻およびこれらの関連 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本ウーマンズヘルス学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 22(2),12-20頁 |
担当区分 | 筆頭著者,責任著者 |
概要 | コロナ禍にある母親のソーシャル・キャピタル(以下 SC)と幼児の就寝時刻の実態を明らかにし、これらの関連につい
て検討することを目的に、2021 年 12 月~翌年 3 月、A 県内の 6 市町村における 1 歳 6 か月・3 歳児健診を受診した母親を対象に、Web 調査を行った。 その結果、コロナ禍前の調査と比べると、母親の信頼・互酬性ありの割合は同程度であったが、地縁活動参加の割合は低かった。幼児の睡眠リズムは、コロナ禍前の調査と類似していた。幼児の早寝には、中心部では地縁活動が正、周辺部では信頼が負の関連を示した。 コロナ禍前後で、母親の信頼関係や結びつきなどの社会的結束に関する意識は変化していないと推察される一方、人々の物理的な接触の制限や社会的交流の制約などによる地縁活動への影響が考えられた。母親の SC と幼児の就寝時刻は関連していたが、地域によって関連する SC 項目は異なっていた。SC は地域によって異なることから、地域に応じた SCの醸成は幼児の健康的な睡眠リズム獲得への支援の一助となることが示唆される |