タクシマ ヒロタカ
Hirotaka Takushima
多久島 寛孝 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/01 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Bioethics in Nursing – Specialty in Nursing |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Eubios Journal of Asian and International Bioethics (EJAIB) |
巻・号・頁 | 21(1&2),55-60頁 |
著者・共著者 | Author:Toshiko Morita, Hitomi Maeda, Hirotaka Takushima |
概要 | 邦題「看護の生命倫理-看護の専門性」 看護の専門性という観点から,本邦における看護の生命倫理の三層構造を探求した。第一層は「感覚:感覚的思考」であるが,具体的な事象や特殊な状況において研ぎ澄まされた感覚に見いだされる看護倫理をめぐる現状・問題に気づき,諸判断の具体性を示すものである。第一層での具体的な実際の行動を通して,次の第二層(中間層)である表象レベル「思う:比喩的思考」に入っていく。第二層では,「人間の尊厳」「人間の権利」「自己決定の尊重」といった概念がキーとなる。第三層は最も抽象度が高く「考える:原理的思考」に到達する。これは,抽象,普遍,本質,理論,法則といったもので,日本の看護師が看護実践において大切にしている「尊厳」「権利擁護」「安全」「安楽」「信頼」である。 日本文化意識として大切にしてきた「和」の観点から,個人と家族の関係,パターナリズムの観点からも日本における倫理的問題を論じた。 |