サトウ クミ
佐藤 公美 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻 職位 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 1歳6か月児および3歳児健康診査における聴覚スクリーニングの現状と問題点の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | AUDIOLOGY JAPAN |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 52(4),188-194頁 |
著者・共著者 | 坂崎弘幸、佐藤公美、三根生茜、瀧元美和、合田侑以、森実加奈、長嶋比奈美、宇高二良、武田憲昭 |
概要 | 乳幼児健康診査における聴こえの自己検査が正しく検査が行われていた者は3歳児健診で15%、1歳6か月児健診で22%であった。言語聴覚士が健診受診児に乳幼児聴力検査を実施し、要精密検査となった児の耳鼻咽喉科での診断結果を調査すると、要精密検査となった15児中10児が耳鼻咽喉科を受診し9児に異常がみられた。しかし、9児のうち聴こえの自己検査も合格基準を満たしていなかった者は2児のみであり、従来のスクリーニング方法では偽陰性が多かったと考えられる。聴こえの自己検査の精度を向上するためには保護者が検査方法を正しく理解できる説明の検討が必要だが、聞こえの自己検査には限界もあるため聴力障害のスクリーニングに言語聴覚士や耳鼻咽喉科医の参画が望まれる。
※一次健診における言語・聴覚スクリーニングおよび耳鼻咽喉科医院での精査に従事した。 |