センバ リサ
Senba Lisa
仙波 梨沙 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻 職位 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 子どもの生活状況と保護者の育児ストレスに関する調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 作業療法佐賀 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 13(1),11-17頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 仙波 梨沙,久保 温子,満丸 望,平尾 文,尾鷲百佳子,溝田 勝彦 |
概要 | 本研究の目的は、子どもの生活状況と保護者の育児ストレスの関連性を検討し、育児不安や
育児ストレスの早期発見や虐待予防に向けた保護者支援の基礎資料を作成することである。対 象は、A こども園の年長児の保護者52名にアンケートを配布し、回答があった41名とした。 調査項目は、基本属性および子どもの生活状況、保護者の育児ストレス(PSI-SF)である。 子どもの生活状況の得点とPSI-SF の子の側面、親の側面、総得点の関連を検討した結果、子 の側面には、「家の手伝いをよくする(r =-0.41,p <0.01)」、「今日一日あったことを家族に よく話す(r =-0.48,p <0.01)」、「ちょっとしたことでイライラする(r =-0.55,p < 0.01)」、「ちょっとしたことでカッとなる(r =-0.34,p <0.05)」が関連していた。一方、親 の側面には、「ちょっとしたことでイライラする(r =0.33,p <0.05)」のみ関連していた。 また、PSI-SF の総得点は、「家の手伝いをよくする(r =-0.36,p <0.05)」、「今日一日あっ たことを家族によく話す(r =-0.42,p <0.01)」、「ちょっとしたことでイライラする(r = 0.50,p <0.05)」と関連していた。 以上より、子どもの負の感情表出が保護者の育児ストレスと関係していることが明らかと なった。 |