タカシマ トオル
Toru Takashima
高島 利 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023 |
形態種別 | 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 看護学生のバイタルサイン測定の技術習得に向けた効果的な教育方法の検討 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 熊本保健科学大学研究誌 |
巻・号・頁 | (20),49-58頁 |
著者・共著者 | 井上加奈子、徳永郁子、原口真由美、高島利、荒尾博美 |
概要 | A 大学看護学科の 2019 年度「看護の共通基本技術」履修者127人を対象にバイタルサイン測定実技試験の結果とバイタルサイン授業後の技術練習回数および授業終了後の授業評価アンケート(126人回収率99.2%)から、技術練習回数と技術練習の工夫が実技試験の合否に与える影響を分析し、バイタルサイン測定技術習得に向けた効果的な教育方法についての示唆を得ることを目的とした。その結果、技術練習回数は実技試験合否と有意な関連性はなく、単純な練習の回数が技術習得と直接的に結びつかないことが示唆された。また、技術練習では全学生が何らかの工夫を行い、工夫の項目では「実技試験のペアと練習している」学生が、不合格群で有意に多く、実技試験合格のみを目指した表面的な練習では試験という緊張した状況で的確な技術を実施することが困難であることが示唆された。今後、1.臨床の現場で患者の状況を正確に把握し、適切な看護ケアを提供するための技術として習得する本来の目的を明確にする、2.技術練習時に学生が自己の技術について振り返り、課題を明確にすることで自らの行為を修正しながら練習をする教育的な働きかけ、が必要と考えられた。 |