ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 耳下腺原発唾液腺導管癌の一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床細胞学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 40(1),42-47頁 |
著者・共著者 | 河原明彦,横山俊朗,安倍秀幸,山口知彦,杉島節夫,原田博史,鹿毛政義,伊豆丸慎介, |
概要 | 71歳男.CT,MRIで右耳下部に約5.0×2.5cmの辺縁不整な腫瘤が認められた.捺印細胞診標本では多量の壊死物質を背景に,大型で軽度重積性を伴うシート状集塊と豊富な細胞質を有する多稜形細胞が孤在性に出現していた.腫瘍細胞は円柱状から多稜形細胞など細胞質形態に多彩性を有しており,しばしば核内封入体や細胞質内空胞が観察された.組織学的には嚢胞状,充実性,乳頭状や篩状構造など様々な増殖形態を示していた.腫瘍細胞は多稜形細胞や円柱状細胞の他に,アポクリン様の特徴を有した細胞もみられた.唾液腺導管癌(SDC)は細胞形態的に粘表皮癌,好酸性腺腫および好酸性腺癌や転移性腺癌との鑑別が必要である.そのためSDCの存在を認識し,細胞の大きさや細胞形態および細胞質染色性の多彩性に着目した細胞観察が重要で. |