ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 穿刺吸引細胞診にて判定した転移性肝癌の2例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床細胞学会九州連合会学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 32,133-139頁 |
著者・共著者 | 横山俊朗(主著),安倍秀幸,山口知彦,河原明彦,杉島節夫,島松一秀 原田博史,鹿毛政義,楠川仁悟,亀山忠光 |
概要 | 症例1は54歳男.主訴は全身倦怠,発熱である.6ヵ月前肝細胞癌で肝動脈塞栓術をうけ,経過観察中に右下顎歯肉に隆起性病変が出現し,穿刺吸引細胞診と擦過細胞診を行った.その結果,核異型,ライトグリーン好性細胞集塊,核の大小不同性,多核細胞の存在及び免疫染色所見から肝細胞癌の口内転移と診断した.症例2は65歳男.主訴は咳嗽,頸部リンパ節腫脹である.肝硬変で経過観察中主訴が出現し,リンパ節穿刺吸引細胞診を行った.細胞質は海綿状で境界明瞭,散在性の腫瘍細胞の細胞質し脆弱で裸核細胞を多数認めた.免疫染色では細胞質にび漫性の陽性を示し,肝細胞癌の転移と診断した. |