ヨコヤマ トシロウ   TOSHIRO YOKOYAMA
  横山 俊朗
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 舌根部Basaloid squamous cell carcinoma の2例
執筆形態 共著
掲載誌名 日本臨床細胞学会九州連合会学会雑誌
掲載区分国内
巻・号・頁 32,127-132頁
著者・共著者 原田博史 河原明彦 横山俊朗 杉島節夫
概要 症例1は74歳男.視診上右舌根部より細い茎を有する20×16mm大の腫瘤が臼歯部歯槽頂へ突出し,茎部より1cmの安全域をもって切除された.症例2は65歳男.左舌根部に25×20mm大,隆起状の腫瘤を認めた.生検でBasaloid squamous carcinoma(BSCC)が疑われ,舌部分切除術,両側頸部郭清が施行され,術後60Gyの照射が行われた.2例共に現在迄,再発・転移を認めていない.症例1の病理組織所見では著明な核異型を伴い,N/C比の高い異型細胞が粘液下に浸潤していた.症例2の粘膜上皮でも極性の乱れがみられた.BSCCの確定診断には腫瘍本体のみならず粘膜上皮のdysplasiaやCISの有無の観察が必須と考えられた.