ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2002 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | Craniopharyngiomaの2症例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床細胞学会九州連合会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 33,123-126頁 |
著者・共著者 | 安部秀幸 杉田保雄 河原明彦 多比良朋希 横山俊朗 杉島節夫 鹿毛政義 原田博史 坂田清彦 |
概要 | 2例のCraniopharyngiomaの術中迅速診断時の細胞像,および組織像を示した.症例1は14歳男性で,頭痛と視覚障害を主訴とした.症例2は20歳女性で,視力障害を主訴とした.画像所見では,症例1のMRI T2強調像において,トルコ鞍上部から第三脳質にかけて高信号域を認める約4cm大の腫瘤を認めた.症例2も同様で,MRI T2強調像において,トルコ鞍上部に高信号域を認める約3cm大の腫瘤を認めた.細胞所見では,症例1では類円形核,および紡錘系核を呈した腫瘍細胞が出現していた.症例2では紡錘系核が柵状に配列した円柱上皮様細胞,類円形核を有する扁平上皮様細胞を認めた.また,この標本中には多数のWet keratinがみられた.病理組織所見では,両例とも,腫瘍は組織学的に充実性部分と嚢胞性部分,浮腫状の間質の部分で構成されていた |