サトウ クミ
  佐藤 公美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位   助教
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 新生児聴覚スクリーニングを受けずに診断された両側難聴児の追跡調査:徳島県で平成16年度に出生した両側難聴児の7年間の経過
執筆形態 共著
掲載誌名 小児耳鼻咽喉科
掲載区分国内
巻・号・頁 34(3),345-351頁
著者・共著者 千田いづみ、島田亜紀、宇高二良、佐藤公美、長嶋比奈美、武田憲昭
概要 新生児聴覚スクリーニングの実施率の低かった平成16年度に徳島県で出生した児の新生児聴覚スクリーニングの実施状況、両側難聴と診断された児の診断に至った経緯と7年間の経過を追跡調査した。平成16年度に徳島県で出生した新生児6493人のうち45%が新生児聴覚スクリーニングを受けたにすぎず、23人がreferと判定されたが、1次精査機関を受診した児は12人のみであり、1人が両側高度難聴と診断された。ところが、passした児の中から1人が両側中等度難聴と診断され進行性難聴が疑われた。一方、新生児聴覚スクリーニングを受けなかった3599人から5人が両側難聴と診断された。新生児聴覚スクリーニングの実施率の低い県の場合、難聴の早期診断ができず療育の遅れにつながると考えられた。
※新生児聴覚スクリーニング後の聴力精査に従事した。