ヨシダ リエ
吉田 理恵 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/02 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 乳がんサバイバーの口腔内症状とQOLの関連 日本語版SF-36v2とGOHAIによる調査 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 看護と口腔医療 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 3(1),76-83頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 吉田理恵,岩本利恵, 窪田惠子, 嶋田香, 大城知子, 岡田賢司, 有永麻里, 内藤徹 |
概要 | 乳がん患者会会員を対象に口腔内症状の実態と口腔関連QOL、健康関連QOLについて調査し口腔ケアの必要性を検討した。アンケート調査を実施した結果、GOHAIの平均値は調査対象者と同年代女性の国民標準値の平均よりも有意に低く、口腔内の「乾燥」「味覚障害」「歯の痛み」「口腔の不快」等の自覚症状を有していた。さらにSF-36v2のすべての下位尺度の項目は国民標準値よりも低く、このうち「身体機能」「日常役割機能(身体)」「体の痛み」「心の健康」がGOHAIと有意な相関関係を認めた。これらの結果より、乳がんサバイバーは、唾液量の減少による「乾燥」「口腔の不快」等の口腔内症状によって口腔関連QOLを低下させていることが示唆された。よって、口腔ケアは、乳がんサバイバーのQOLを高めるために重要なケアといえる。 |