ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 新報告様式に基づいた唾液腺穿刺吸引細胞診 -その利点と問題点- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床細胞学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 46,173-177頁 |
著者・共著者 | 河原 明彦、横山 俊朗, 吉田 友子, 杉島 節夫, 多比良 朋希, 山口 知彦, , 豊住 康夫, 原田 博史, 有馬 信之, 杉田 保雄, 鹿毛 政義 |
概要 | 唾液腺穿刺吸引細胞診における新報告様式が提唱され、この新報告様式で設けられた目標値が妥当であるか否か、さらに唾液腺上皮性腫瘍を中心に新報告様式を運用した場合の利点と問題点について検討を行った。その結果、良悪性判定困難率および検体不適正率は、病理組織学的検索の有無にかかわらず、それぞれ4%と6%であり、悪性疑い症例はほとんどが悪性と診断されていた。したがって、この新報告様式で設けられた目標値は、実際に運用した場合の目安になると思われた。新報告様式の利点は、臨床的にわかりやすく、多くの施設が使用することにより、施設間で統一した見解を得ることができることである。問題点および注意点としては、積極的な組織型推定と悪性度の記載を行い、検体不適正とした理由を明記することである。今後、適切な細胞採取と新報告様式を通じて、唾液腺腫瘍を含めた頭頸部領域の細胞診断が確立されていくと思われる。 |