ヤマノ カツアキ
Katsuaki Yamano
山野 克明 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/05 |
形態種別 | 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア) |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 頸椎障害が強い慢性関節リウマチ患者のリハビリテーション |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | JOURNAL OF CLINICAL REHABILITATION |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 8(5),418-422頁 |
著者・共著者 | 椎野泰明, 山野克明 |
概要 | 症例 76歳, 女性 診断名 慢性関節リウマチ 現病歴 1956年発症. 1966年5月より当院にて治療を受ける. その後寛解, 再燃を繰り返し他病院を転々としながら, 1972年より当院での治療再開. 1976年より歩行に松葉杖の使用を要する. 1985年より頸椎装具(ポリネックカラー)を装着する. 1986年頃より歩行困難となり, ADLに介助を要するためリハビリテーション(以下リハ)目的での入院を繰り返す. その後は松葉杖での歩行が何とか可能であったが, 1996年入院時より歩行不可となる. 今回, 家族が患者のADLにおける介助量の軽減を希望するため, 1998年9月17日に当院リウマチ科へ入院, 同日当科に紹介となる. 既往歴 1974年に副腎機能低下症, 1993年に腰椎圧迫骨折, 1996年に腎不全, 1997年に狭心症および間質性肺炎. 入院時検査所見 体重は29.5kg. 疼痛関節数は10関節で両肘, 両手, 両膝, 両足, 両足部関節に認められた. 腫脹関節数は認めなかった. 血沈は65mm/h,CRPは3.76mg/デシリットル, 赤血球数は351×10_4 /mm^3 , 白血球数は9.1×10_3 /mm^3 , ヘモグロビンは9.7g/デシリットル, BUNは20mg/デシリットルとなっていた. X線所見においては頸椎, 手指, 膝関節など四肢全体に, 著明なムチランス様の骨破壊を認めた. また, MRIにおいては第3・4頸椎椎体の融合, 第6頸椎圧迫骨折および脊椎骨前転位, 第6・7頸椎間に顕著な脊柱管狭窄を認めた. さらに頭蓋内ではT2強調画像にて高信号領域を認め, 梗塞が疑われた. |