カメヤマ ヒロキ   Hiroki Kameyama
  亀山 広喜
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 内臓脂肪細胞におけるケモカインの発現とその意義
執筆形態 共著
掲載誌名 保健科学研究誌
掲載区分国内
出版社・発行元 熊本保健科学大学
巻・号・頁 (12),17-24頁
著者・共著者 山口類,山本隆敏,坂本亜里沙,青木学,楢原真二,北野正文,三村孝俊,菊池亮,寺本弘二,松本珠美,亀山広喜,山鹿敏臣,廣瀬英治,山口康雄
概要 内臓脂肪型肥満では脂肪組織内に炎症細胞が浸潤し、炎症反応が持続する。この状態でケモカインが細胞の移動に重要な役割を果たし、CXC, CC, CX3C, XCの4種類が存在する。研究では、BMIによって異なる脂肪細胞からどのケモカインのmRNAが発現するか調査した。BMIが低い細胞ではMCP-1, RANTES, ENA-78, IL-8のmRNAが見られ、BMIが高い細胞ではこれに加えてlymphotactin-0とfractalkineのmRNAも確認された。これは、重度の肥満では多様なケモカインが関与し、好中球や単球、T細胞の移動・浸潤を促進し、重篤な合併症のリスクを高める可能性を示唆する。