ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1989/11/22 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 口腔粘膜擦過細胞診にて診断し得た尋常性天疱瘡の一例 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本臨床細胞学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 28(6),953-956頁 |
著者・共著者 | 共同研究者 杉島節夫、横山俊朗、吉田友子、鹿毛政義、神代正道、亀山忠光 |
概要 | 38歳男,口腔粘膜の発赤・びらんを主訴とし,臨床的に多形性滲出性紅斑が疑われ,口腔粘膜擦過細胞診が施行された.多数の旁基底~中層細胞に類似した異型細胞が孤立散在性あるいは平面的な細胞集塊で出現し,核の腫大,N/C比の増加と単~3, 4個の著明な核小体を特徴とした.核内は明るく核クロマチンの増加は認められなかった.これらの細胞は尋常性天疱瘡に出現するいわゆるTzank cell (Acantholytic cell)に相当する細胞と考えられた.免疫蛍光抗体直接法にて口腔粘膜表皮有棘細胞間にIgGの沈着が認められ,血中のIgG, IgA値も軽度上昇していた. |