サトウ クミ
  佐藤 公美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位   助教
発表年月日 2013/06
発表テーマ 著しい子音の省略を呈した1症例への訓練
会議名 言語聴覚学会
学会区分 全国学会
開催地名 北海道
概要 吃様症状と著しい子音の省略を有した児に3歳台から訓練を開始し、訓練のあり方について考察した。訓練1期目に吃様症状が消失したことで、2期以降、構音訓練に専念することができた。2期に基礎訓練に力を入れたことで音韻意識が育ち、自ら音を学習・再生する力も向上し、多くの子音が自然改善に至った。3期目、改善が難しかった[t][s]音に対する直接的な構音訓練を実施すると訓練はスムーズに進行し、これは第2期に音韻意識、口腔運動が向上していた影響と考えた。構音障害の症例には、重症度に関わらず、まずは基礎訓練の徹底が重要であると認識した。