オオツカ ユウイチ
Yuichi Otsuka
大塚 裕一 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 職位 教授 |
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発表年月日 | 2019/09 |
発表テーマ | 健常高齢者におけるスポンジブラシの即時的な口腔機能効果 |
会議名 | 第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 船越和美, 高島利, 大塚 裕一,宮本 恵美, 久保 高明, 古閑 公治,爲近岳夫 |
概要 | 健常高齢者78人(男性15人、女性63人)を対象にスポンジブラシで口腔内を刺激した際の効果を検討した。前舌刺激群、頬粘膜刺激群、硬口蓋刺激群の3群に分け、各群10回ずつスポンジブラシで刺激し、その前後で口腔湿潤度、舌圧、音節交互反復運動を測定した。その結果、前舌刺激群の口腔湿潤度は刺激前27.7±2.7、刺激後28.7±2.5で有意に上昇した(p=0.03)。また頬粘膜刺激群の舌圧は刺激前28.8±8.1kPa、刺激後30.6±8.3kPaで有意に上昇した(p=0.01)。高齢者では、小唾液腺が存在する前舌部を刺激することで即時的に唾液分泌を促進させることが示唆された。また舌圧については、頬粘膜への感覚刺激が即時的に舌運動機能へ影響することが示唆された。 |