クボシタ リョウ
久保下 亮 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 熊本保健科学大学 健康・スポーツ教育研究センター 職位 准教授 |
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発表年月日 | 2016/07 |
発表テーマ | 痙直型両麻痺児のスポーツ活動後に立位バランスの改善を呈した症例 |
会議名 | “アダプテッド/医療/障がい者”体育・スポーツ合同コングレス |
主催者 | 北海道 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 久保下亮,堀秀昭,山口明夫 |
概要 | 脳性麻痺児のスポーツ活動の一つとして,上肢・体幹の高い活動性が求められる車いすテニスを取り入れた痙直型両麻痺児の立位バランスに着目した。本症例は,生後7ヶ月のときに脳性麻痺(痙直型両麻痺)と診断された10歳男児である。現在の移動に関しては,短距離であれば独歩可能レベルである。本症例がスポーツ活動を取り入れてからの立位バランスの変化を重心動揺,FR-t,TUGを施行した。本症例の療育センターにおける理学療法は週1回の頻度で行い,スポーツ活動は週1回1時間の頻度で行った。車いすテニスでは,コート上を素早く複雑に移動する能力が要求される。よって,車いす操作では駆動時や静止時,旋回時に行われる上肢のハンドリム操作に伴い,必ず骨盤帯・体幹・頭部のコントロール性も要求される。この骨盤帯・体幹・頭部のコントロールは,立位バランスに必要とされる体幹機能を向上させることにつながったと思われる。 |