ヒガシタニ コウイチ
Koichi Higashitani
東谷 孝一 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 共通教育センター 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 教授 |
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発表年月日 | 2019/05/11 |
発表テーマ | 『国家』Ⅴ~Ⅶへのアプローチ |
会議名 | 西日本古代哲学会 |
学会区分 | 地方学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
概要 | われわれにとっての「よき生とは何か」という問いのもとに、プラトンは『国家』をアリストテレスは『二コマコス倫理学』を書いた。両者における思索の類似性と差異性の問題は、『国家』Ⅴ~Ⅶ、とりわけ善のイデアを究極とする学習論をいかに読むかと直結する。それはまた、「外的な行為」から「外的な行為を成立させている根源としての内的な行為」へ、外的な行為という「私たちにとって先なるもの」から内的行為という「それ自体において先なるもの」へ、と遡行するプラトンの哲学の根本的な態度をいかに理解するかの問題でもあると考えられる。 |