サトウ クミ
  佐藤 公美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位   助教
発表年月日 2013/11
発表テーマ 発見の遅れた中等度難聴児の一例
会議名 耳科学会
学会区分 全国学会
開催地名 宮崎
概要 就学直前に中等度難聴が発見された一例を経験した。本児は自閉症児として訓練を開始していたが、聴力についてしっかりと検査されてこなかった。本児の聴力の推移は不明だが、乳幼児健診や言語訓練開始時など、聴力の確認ポイントがあったと考える。その期を逃したことが、難聴発見の遅れに繋がった。軽度難聴や一側性難聴など発見の難しい事例もあるが、子どものコミュニケーションに関する相談を受けた際は、必ず聴力検査を行い、第一に聴こえの問題の有無を確認することが重要である。聴力確認の重要性を関係機関へ働きかけると共に、聴力に関する認識・検査技術の更なる向上を図る必要がある。