ヨコヤマ トシロウ
TOSHIRO YOKOYAMA
横山 俊朗 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 教授 |
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発表年月日 | 2004 |
発表テーマ | 転移巣にて著明なRhabdoid trasformationを呈した甲状腺乳頭癌の1例 |
会議名 | 第20回日本臨床細胞学会九州連合会学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | その他 |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 熊本 |
発表者・共同発表者 | 原田 博史(久留米大学 医学部病理学教室), 河原 明彦, 横山 俊朗, 有馬 信之 |
概要 | 甲状腺乳頭癌の特徴である核溝、スリガラス状クロマチンパターン、核内封入体所見がみられるのが一般的であるが、所見に加え、rhabdoidパターンを示す腫瘍細胞の円形化散在性化などを示す腫瘍がみられた症例を示した発表である。
頸部リンパ節転移巣にて著明なRhabdoid transformationを呈した甲状腺乳頭癌の1例 79歳男。右甲状腺乳頭癌で甲状腺全摘出術、右側modified neck dissectionを施行したが、術後7ヵ月で左側頸部に後発リンパ節転移を認めた。穿刺吸引細胞診で悪性と診断し、左側radical neck dissectionを施行した。また、術後9ヵ月に右側頸部に転移を認め、リンパ節を摘出した。細診胞所見は、原発巣では淡いライトグリーンの胞体を有する円柱状細胞が乳頭状構造を思わせる集塊を形成しながら出現し、核クロマチンはやや疎な顆粒状で、核内封入体や核溝が散見された。左頸部リンパ節では、核小体明瞭な大型核を有する類円形細胞が孤立散在性あるいは疎な結合を呈する集塊を形成し、著明な多形を呈する大型細胞や反応性と思われる破骨細胞様の多核細胞も散見された。(原著論文) 日本臨床細胞学会九州連合会雑誌(0912-6600)36巻 Page113-118(2005.08) |