ノボルオ イッペイ
Ippei noboruo
登尾 一平 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 医学検査学科 職位 講師 |
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発表年月日 | 2020/05/28 |
発表テーマ | Daratumumabの輸血検査への干渉の回避を目指した基礎研究 |
会議名 | 第68回日本輸血・細胞治療学会学術総会 |
主催者 | 日本輸血・細胞治療学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催期間 | 2020/05/28~2020/05/30 |
発表者・共同発表者 | 登尾一平,山本隆敏,田邊香野,池田勝義,川口辰哉,上妻行則 |
概要 | 多発性骨髄腫治療薬であるDaratumumab(以下DARA)はCD38を標的とする分子標的薬である。輸血検査においては、DARA投与患者の血漿(血清)を用いた間接抗グロブリン試験(IAT)では赤血球膜表面に発現したCD38と反応し、偽陽性を呈することが報告されている。日本輸血・細胞治療学会より0.2Mジチオスレイトール(以下DTT)を用いて赤血球のCD38を破壊することでDARAの影響を回避する方法が推奨されているが、Kell抗原が失活されることが問題とされている。そこで本研究では、DTTを使用しない方法によって、DARAの輸血検査干渉を回避する可能性を見出した。 |