ヨシノ タクミ
YOSHINO TAKUMI
吉野 拓未 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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発表年月日 | 2023/06 |
発表テーマ | 看護教員が臨地実習で感じる倫理的ジレンマに関する実態調査 |
会議名 | 日本看護倫理学会第16回年次大会 |
主催者 | 日本看護倫理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京 |
開催期間 | 2023/06/03~2023/06/04 |
発表者・共同発表者 | 吉野拓未 |
概要 | 臨地実習に携わる看護教員が、どのような場面に倫理的ジレンマを感じているのか、実態を明らかにすることを目的に、日本看護系大学協議会会員校のうちランダムに抽出した50校に在籍する、臨地実習に携わる看護教員に質問紙調査を実施した。214名から回答を得た。倫理的ジレンマを感じる場面を確認した結果、【学生の利益と他の学生の利益を両立できない】場面が最も多く回答された。【学生の利益と患者の利益が反している】【患者の利益と医療の利益が反していると感じる】【自己の価値観(看護観)と同僚や上司の価値観(看護観)でジレンマを感じる】にカテゴリ―化された。と考えられる。看護教員が、実習中に感じていたことをメンターに相談する場や全体で共有できる場、それを組織的に解決できる場が必要ではないかと考える。各大学での研修会などだけでなく、現場の教員の声を聴き、考えていることを共有できるような取り組みが必要であることが示唆された。価値観の相違に関しても、単なる報告・連絡・相談ではなく、普段から密にコミュニケーションをとり、実習での学生の到達目標、評価内容・方法など、責任者の看護観、教育観を理解していく必要性がある。 |