コガ ヒロハル   Hiroharu Koga
  古閑 公治
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 2007/05
発表テーマ 表面筋電図を用いた嚥下運動の加齢に伴う影響
会議名 第56回 日本医学検査学会
学会区分 全国学会
開催地名 宮崎市
発表者・共同発表者 共同発表者:古閑公治、村山伸樹、松永 薫、中西亮二
概要 これまで、X線学的検査法で加齢に伴う筋力低下、靭帯のゆるみなどにより、喉頭挙上が悪くなるとの報告がある。しかしながら、非侵襲的な表面筋電図を用いた咽頭期の評価で舌骨上下筋群を同時に記録した報告はほとんどない。そこで、表面筋電図からの解析パラメータを用いて、加齢に伴う嚥下運動の変化を客観的に評価可能であるかを試みた。全年代において各筋活動開始順序が変わらないことは、嚥下運動パターンの時間的推移が口腔期—咽頭期—食道期の順序によって起こり、食塊移送のために、各筋活動が開始されたことを示す。また、嚥下咽頭期が反射性に引き起こされるパターン運動とされることから、遅延時間が加齢に伴う影響を受けないことが示唆される。表面筋電図から得られた、持続時間と筋活動バースト数は加齢に伴う嚥下運動機能の客観的な評価に有用であった。