サトウ クミ
  佐藤 公美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位   助教
発表年月日 2008/10
発表テーマ 当院における吃音児の言語聴覚療法の現状と課題
会議名 音声言語医学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 広島
発表者・共同発表者 長嶋比奈美、瀧元美和、三根生茜、佐藤公美、宇高二良、笠井新一郎
概要 2006年度に言語聴覚療法を実施した吃音児54名について統計的分析とともに、訓練機関としてのあり方について検討した。初診時年齢は平均4歳6ヵ月、初吃年齢は平均2歳10ヵ月。初吃から初診までの期間は1年未満が42%であった。初診時の進展段階は、初吃から6ヵ月以降で3層が出現していた。言語精査の結果、言語障害が吃音のみと判定された者は39%、構音障害を合併している者が28%、その他の言語障害合併疑いが33%であった。初吃から3年未満に来院した者は、進展層の軽減傾向または消失が認められた。結果より、吃音児への早期の正確な言語評価の必要性と、より適切な指導法選択の重要性が考えられた。
※吃音児のデータ収集に従事した。