教員情報 - 井上　加奈子 | 熊本保健科学大学

イノウエカナコ Kanako Inoue 井上　加奈子所属熊本保健科学大学保健科学部看護学科職位准教授
発表年月日	2022/12/03
発表テーマ	大学職域接種におけるCOVID-19ワクチンーモデルナ筋注後の副反応と対処行動の実態
会議名	第42回日本看護科学学会学術集会
学会区分	全国学会
発表形式	ポスター
単独共同区分	共同
開催地名	広島
開催期間	2022/12/03～2022/12/04
発表者・共同発表者	森みずえ、井上加奈子、水本豪
概要	2021年7月~8月にA大学に所属し、A大学でモデルナワクチンを接種した18歳から29歳の男女1290名に副反応に関するアンケート調査を行った。その結果、1回目ワクチン接種後の副反応は、筋肉痛、注射部位の痛み、注射部位の発赤等、倦怠感、発熱の順に多く出現し、2回目接種後は発熱、倦怠感、注射部位の痛み、筋肉痛、頭痛の順に多く出現した。これらの他に悪寒、顔・体のほてり、腋窩リンパ節の腫脹・疼痛、めまいなどの副反応を認めた。モデルナ筋注特有の皮膚炎については 2回目の方が多く現れた。筋肉痛および注射部位の痛みの持続期間は2回目が短く、症状の程度は発熱、倦怠感、頭痛において2回目に重度のものが有意に増加した。また副反応の一部について、男女間で現れ方が異なっていた。対象者1人あたりの平均副反応数は2回目の方が多く、1回目・2回目ともに男女間に有意差を認めた。個々の副反応の発生とアレルギー、基礎疾患の有無に関連は見られなかったが、対象者1人あたりの平均副反応数について基礎疾患の有無による差を認めた。