サトウ クミ
  佐藤 公美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位   助教
発表年月日 2015/06
発表テーマ 言語聴覚外来における評価・鑑別の重要性-構音を主訴に来院した新患を通して-
会議名 言語聴覚学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
開催地名 宮城
発表者・共同発表者 田上真希、吉田充嬉、青木俊仁、佐藤公美、宇高二良、長嶋比奈美 他7名
概要 構音を主訴に来院した児の分析から、評価に基づく鑑別の重要性と方針のあり方について検討した。初診時年齢は5歳代が最も多く、次いで4歳代であり、来院経緯では公的機関からの紹介と自己受診で8割以上を占めていた。構音の問題が顕在化するため、先生や保護者に気付かれやすいことが影響していると思われる。一方、6歳代以降に来院する児は側音化構音を持つ児が33%含まれており、4・5歳代で発見されにくい構音障害の存在が示唆される。評価結果では49%が構音以外の領域に問題を有していた。5領域を評価し、領域ごとの問題の有無を鑑別することが重要である。また、言語発達を考慮すると直接的な構音訓練が難しい症例もあり、総合評価に基づいて方針を決定する必要がある。
※言語聴覚外来での評価、データ分析に従事した。