スミ マリコ
Mariko Sumi
角 マリ子 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 看護学科 職位 講師 |
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発表年月日 | 2021/11/19 |
発表テーマ | 認知症カフェの現状と課題 4か所の認知症カフェの取り組みから |
会議名 | 第41回日本看護科学学会学術集会 |
主催者 | 百瀬由美子(愛知県立大学看護学部) |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
開催期間 | 2021/11/19~2021/12/28 |
発表者・共同発表者 | 角マリ子 多久島寛孝 |
概要 | 【研究責任者】
X市にある特養ホームが設置主体の4か所の認知症カフェの代表者・実施者を対象に,認知症カフェの現状と課題について調査を行った. 参加者の現状は,認知症当事者・介護者の参加はほとんどなく,参加していても公的介護保険サービスを利用中であった. 認知症当事者・介護者への支援における課題は,以下の4つである. 1)参加者の多数を占める高齢住民と,極少数の認知症当事者・介護者のニーズが相反していた.そのため,認知症当事者・介護者は実施内容の難しさを感じていた. 2)認知症当事者・介護者は,参加によって生じる不利益への恐れや羞恥心を抱き,それが参加の障壁になっていた. 3)公的介護保険サービスと併用して生活する認知症当事者の参加があった. 4)特養ホームは,運営資金の確保や人手不足を抱えていた.加えて,参加対象者である認知症当事者・介護者のみならず,男性・独居者への広報の難しさを感じていた. 以上は,個々の認知症カフェの取り組みだけでは限界があり,特養ホームが設置主体である認知症カフェが,認知症当事者・介護者への支援の地域資源として安定して継続できるよう,現状に即した基盤整備の重要性が示唆された. |