ヤスダ トモノリ
Tomonori Yasuda
安田 大典 所属 熊本保健科学大学 保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻 熊本保健科学大学大学院 保健科学研究科 保健科学専攻 職位 教授 |
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発表年月日 | 2022/06/11 |
発表テーマ | (査読あり)1,8-cineole 吸入が若年成人の前頭葉機能に及ぼす影響 |
会議名 | 第87回 日本温泉気候物理医学会総会・学術集会 |
主催者 | 一般社団法人 日本温泉気候物理医学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 諏訪市文化センター ハイブリッド開催 |
開催期間 | 2022/06/11~2022/06/12 |
発表者・共同発表者 | 飯山準一、古閑公治一、奥川洋司、安田大典、久保高明、為近岳夫、渡邊智幻、松本土史、綱川光男幻 |
概要 | 本研究の目的は、若年成人の前頭葉機能に対する1,8-cincole吸入の影響を確認することである。方法は、34名(平均20歳、男性22名、女性12名)を対象に、防毒マスクを流用し吸入濃度が約0.025ppmとなるよう調整し、注意機能評価法としてD-CAT (ランダムな数字の列から指定数字を1分間最大限抹消する)と、実行機能評価法として新ストループ検査Ⅱ(“赤色”で“青”と記載するなど、矛盾する言語情報と感覚情報の提示に惑わされず課題に答える)を実施した。順序効果除去のため対象者は二群に分け、吸入有無の条件順序を前後させ、かつ2回の実施は2週間以上空けた。また10名の被験者については、前述のテストバッテリーに加え、脳波と音刺激時の事象関連電位P300、血圧、脈拍、耳朶血流量を測定した。本研究では、若年者ではベースラインとなる脳機能が高く、差の検出にはより難易度の高いテストバッテリーが必要と考えられた。事象関連電位については得られたデータの平均値変化量と標準偏差から逆算すると、n数が20-30名に増えれば有意差が確認できると推察された。本研究のデザインでは自律神経への影響は認めなかった。 |