(最終更新日:2021-02-15 13:06:12)
  タナカ サトミ   Satomi Tanaka
  田中 聡
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位  教授
基本情報
■ 専門分野
発生生物学, 解剖学, 動物生命科学 (キーワード:生殖細胞、性決定、幹細胞、初期発生、発生工学) 
■ 最終学歴
東京大学 農学生命科学系研究科 応用動物科学専攻 博士課程 修了
■ 保有学位
1. 農学学士  (京都大学)
2. 修士(農学) (東京大学)
3. 博士(農学) (東京大学)
研究業績
■ 研究テーマ
1. マウス生殖細胞の発生機構の解明
2. 性分化の制御機構の解明
3. 核と細胞質間の物質輸送により細胞分化を制御する分子機構の解明
■ 著書・論文等
1. 2015 論文  Sall4 is Essential for Mouse Primordial Germ Cell Specification by Suppressing Somatic Cell Program Genes. Stem Cells, 33,pp.289-330 (共著) 
2. 2014 論文  【総説】
Regulation of male sex determination: genital ridge formation and Sry activation in mice. Cellular and Molecular Life Sciences 71,pp.4781-4802 (共著) 
3. 2013 論文  Dullard/Ctdnep1 Modulates WNT signalling activity for the formation of primordial germ cells in the mouse embryo. PLoS ONE, 8,e57428頁 (共著) 
4. 2013 論文  Homeoproteins Six1 and Six4 regulate male sex determination and mouse gonadal development. Developmental Cell 26,pp.416-430 (共著) 
5. 2006 論文  Stage-specific Importin13 activity influences meiosis of germ cells in the mouse. Developmental Biology 297,pp.350-360 (共著) 
全件表示(8件)
■ 受託研究・競争的資金
1. 2020/04~2022/03  Importin13によるタンパク質の局在変化が減数分裂を制御する分子機構の解明 基盤研究(C)(一般) 
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 1994/05~ 日本発生生物学会
2. 1996/11~ 日本分子生物学会
3. 1992/08~ 日本繁殖生物学会
4. 2003/05~ 国際発生生物学会
■ 委員・役員等
1. 2016/06~2018/05 日本学術振興会:特別研究員等審査の専門委員及び国際事業委員会 書面審査員・評価員(2年間の予定)
2. 2011/04~2012/03 文部科学省:「新学術領域研究(研究領域提案型)」の専門委員会 委員
メッセージ
■ メッセージ
学生のみなさんへ

医療現場のプロフェッショナルを目指すみなさんには、我々の体のつくりや機能を知っておくことは、本学で学べる重要な要素の1つです。私は、主に解剖学を担当しますが、発生学の知識も含め、我々のからだがどのように成り立っているのかをみなさんと一緒に学んでいきたいと思います。また、研究活動に関しても、実験結果に基づいた論理的な思考力や判断力を養うこと、また、研究打ち合わせや研究発表を通じて、いかに最も重要な内容を相手に解り易く伝えられるか等のコミュニケーション能力の向上にも繋がると思います。興味を持たれた方は、研究室まで訪ねてください。みなさんの積極的な参加を期待しています。
■ 研究紹介
我々生物は、次の世代を生み出すことによって、種の存続と繁栄を図ってきました。次の世代の子供たちは、卵子と精子、雌雄それぞれの配偶子が受精することにより生み出されます。それでは、その次世代のもととなる卵子と精子は、どのようにして生まれてくるのでしょうか。卵子と精子を作るには、まず、そのおおもととなる始原生殖細胞を作りださなければなりません。そして、そこから卵子と精子、雌雄の配偶子を作るためには、雌と雄の差である性差を構築しなければなりません。このような生殖細胞の発生や雌雄の性がどのように作られていくのかについては、まだ、十分には解明されていません。そこで、主に遺伝子改変動物(マウス)を材料として、どのような遺伝子の働きが生殖細胞の発生や雌雄の性決定に関わっているのかを明らかにしてくことを目指して研究をおこなっています。また、最近では、試験管内で始原生殖細胞を作り出せることが報告されており、そういった技術も用いて研究を進めています。