(最終更新日:2024-02-12 15:12:47)
  オオツカ ユウイチ   Yuichi Otsuka
  大塚 裕一
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位  教授
基本情報
■ 専門分野
失語症, 摂食嚥下障害 (キーワード:言語聴覚障害診断学・認知神経心理学・神経学的音楽療法) 
■ 最終学歴
熊本県立大学大学院 文学研究科 日本語日本文学専攻 博士前期課程修了
■ 保有学位
1. 修士(文学)
■ Researchmapリンク
1. Researchmap
研究業績
■ 研究テーマ
1. 失語症者の意味ネットワーク構造の研究
2. 神経学的音楽療法の効果に関する研究
■ 著書・論文等
1. 2022/12 著書  実践!言語聴覚士の診療参加型実習ガイドブック   (共著) 
2. 2020/12 著書  授業・実習・国試に役立つ 言語聴覚士ドリルプラス~高次脳機能障害~   (共著) 
3. 2020/12 著書  明日から臨床・実習に使える言語聴覚障害診断~成人編~改訂第2版   (共著) 
4. 2018/12 著書  やさしい高次脳機能障害用語事典   (共著) 
5. 2018/12 著書  授業・実習・国試に役立つ言語聴覚士ドリルプラス~ 失語症~   (共著) 
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■ 学会発表
1. 2018/06 音韻操作障害と失構音を呈した一症例(第19回日本言語聴覚学会)
2. 2018/01 漢字音読訓練により呼称能力が改善した運動性失語症の一例(第7回日本言語聴覚士会九州地区学術集会沖縄大会)
3. 2018/01 言語障害友の会りんどう会20年目の解散~活動の軌跡と解散理由の考察~(第7回日本言語聴覚士会九州地区学術集会沖縄大会)
4. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクレーションプログラムの介入効果~その意義と今後の課題~(第19回日本認知症ケア学会)
5. 2018/01 高齢者の嚥下機能低下に対するトレーニング方法(第7回日本言語聴覚士会九州地区学術集会沖縄大会)
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■ 特許
1. 2006/09 摂食嚥下障害者用枕 「らくちんゴッくん」(実用新案登録済番号:3123323)
2. 2013/11 熊本保健科学大学式嚥下障害者用コップ 「誤嚥無門」(特開:2014-061064)
■ 受託研究・競争的資金
1. 2022/04~  認知言語学視点による失語症者の意味ネットワークの解明 基盤C 
2. 2018/04~  失語症者と日本語学習者に対する動詞及び格助詞の習得法の開発~双方の特徴を活かす~ 基盤C 
3. 2017~2020/03  口腔機能に障害を持つ児への舌刺激訓練効果の検討 基盤C 
4. 2016~2018/03  高齢者の嚥下機能低下に対するトレーニング機器及びその方法の開発 挑戦的萌芽研究 
5. 2014~2017/03  軽度失語症者と日本語学習者の構文能力の評価による言語処理メカニズムの解明 挑戦的萌芽研究 
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社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. コミュニケーション障害学会
2. 日本音楽療法学会
3. 日本高次脳機能障害学会
4. 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
■ 委員・役員等
1. 2022/06 一般社団法人 日本言語聴覚士協会 理事
2. 2024/06~ 一般社団法人 全国リハビリテーション学校協会 理事 兼 九州地区 副会長
3. 2014/04~ 一般社団法人 熊本県言語聴覚士会 監事
4. 2014/12~2016/12 一般社団法人 日本言語聴覚士協会 代議員
5. 2013/11~ 一般社団法人 日本高次脳機能障害学会 教育・研修委員
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■ 講演等
1. 2024/08 言語情報処理モデルに基づいた失語症の評価と訓練 ~SLTAの結果から障害メカニズムを考える~
2. 2022/09 第22日本音楽療法学会学術大会講習会 ⾳楽を利⽤したリハビリテーション 〜⾼齢者の介護予防的視点で考える〜
3. 2022/10 くまもと言語研究会秋の講演会 SLTAの本質を考えた評価 ~基本から応用まで~
4. 2022/03/18 一般社団法人大分県言語聴覚士会第65回研修会 失語症の評価~言語情報処理モデルから考える~
5. 2019/02/23 沖縄県高次脳機能障害支援普及事業研修会 失語症の認知神経心理学的評価と訓練
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■ その他
1. 2013/07~2014/03 一般社団法人 熊本県言語聴覚士会 事務局長
2. 2013/06~2015/03 熊本摂食・嚥下リハビリテーション研究会 事務局次長
3. 2011/07~ くまもと言語聴覚研究会 代表
4. 2011/04~ 熊本県摂食・嚥下リハビリテーション研究会 運営委員
5. 2010/04~2013/06 熊本県言語聴覚士会 監事
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メッセージ
■ 授業紹介
私の授業では、言葉を話し、理解するというコミュニケーション活動は、どのようにして成立しているのだろう?といった答えが一つとは限らない、もしかして答えがないかもしれない問に対して、グループの仲間と考えを出し合い議論し、その結果を発表してもらいます。また、発表後は、質疑応答の時間もありますので、その答えもグループで考えなくてはいけません。
以上から私の授業を受けるにあたって一番大切なのは、教科書に答えが書いてあるわけでもない問に対して、自分自身の頭で粘り強く考え、問に対して挑み続ける姿勢ということになります。
学生のみなさんは、言葉を話せ、通じるのは当たり前のことでありすぎて、なぜ、言葉が通じるのかなど、考えたこともないだろうと思います。そんな、当たり前のことに対して、なぜだろう?と疑問にもつ姿勢を大切にし、それを考えていく態度を身につける授業を行っています。
■ メッセージ
言語聴覚士を目指すみなさんへ

コミュニケーションに障害を抱える方は、伝えたいことをうまく伝えられない方がほとんどです。そのため、患者さんが伝えたいことを素早く察し、気づいてあげることがとても大切です。そのためには、専門分野の知識はもちろん、観察力や想像力、そして相手の気持ちを察し、理解する力が求められます。また、言語聴覚士が接する患者さんは、小さな子どもからお年寄りまで幅広く、医師や看護師など様々な職種との連携も不可欠で、関係職種とのコミュニケーション力、協調性も大切になります。
以上のことから考えると、言語聴覚士にとって一番大切なのは、人の「心」に触れる力だと思います。そのような仕事だからこそ、知識や技術以上に、相手への気遣いや思いやり、コミュニケーション力など、豊かな人間性、確かな「人間力」が求められると考えています。