(最終更新日:2023-05-29 17:38:06)
  ヒガシタニ コウイチ   Koichi Higashitani
  東谷 孝一
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 共通教育センター
   熊本保健科学大学  保健科学部 看護学科
   職位  教授
基本情報
■ 専門分野
哲学, 教育学 (キーワード:存在、認識、行為、人格、徳) 
■ 最終学歴
九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
■ 保有学位
1. 文学修士
研究業績
■ 研究テーマ
1. 存在論、心の哲学
■ 著書・論文等
1. 2017/09 論文  愛・自然・恩寵― C.S.Lewis,The Four Lovesの神学― 哲学論文集 第53輯,55-72頁 (単著) 
2. 2016/06 論文  悪とつまずきの心理学―河合隼雄の教育思想― 福岡大学人文論叢 第48巻(第1号) (単著) 
3. 2015/03 論文  行為・習慣・自然本性―トマス・アクィナスの場合― 保健科学研究誌 (第12号),101-107頁 (単著) 
4. 2013/10 論文  しるしと知---アウグスティヌス『教師論』--- 西日本哲学年報 (第21号),37-55頁 (単著) 
5. 2012/10 その他  書評
魂の気遣いのための哲学 - 甲斐博見著『ソクラテスの哲学―プラトン『ソクラテスの弁明』研究』 西日本哲学年報 (第20号),93-99頁 (単著) 
■ 学会発表
1. 2022/09/24 トマスを読む難しさと楽しさ  ---研究会のメンバーの一人として---- (稲垣良典先生追悼シンポジウム)(九州大学哲学会令和4年度大会)
2. 2019/05/18 Summa Theologiae Ⅱa-Ⅱae Quaestio1 articulus4について(トマス・アクィナス研究会)
3. 2019/05/11 『国家』Ⅴ~Ⅶへのアプローチ(西日本古代哲学会)
4. 2018/10/27 プラトン『国家』Ⅰ~Ⅳを読むために(西日本古代哲学会)
5. 2016/09/24 特別発表「愛・自然・恩寵― C.S.Lewis,The Four Lovesの神学―」(九州大学哲学会平成28年度大会)
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社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 西日本哲学会
2. 1995/04~1998/03 ∟ 幹事
3. 2012/12~2016/12 ∟ 会計監査
4. 2017/12~2020/12 ∟ 編集委員
5. 中世哲学会
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■ その他
1. 九州大学哲学会 会員
2. 2010/10~ 九州大学哲学会 理事
3. 2004/10~2011/09 九州大学哲学会 会計監査
4. 2002/10~2004/09 九州大学哲学会 委員
メッセージ
■ 授業紹介
すべての人間は生まれつき知ることを欲する、と言われます。人間にとって、ものごとを学び知ることは最も大きな喜びをもたらす活動です。哲学的にものごとを探求することは、完成され確立された特定の知識体系を習得することではなく、むしろわたしたちが普段は気にかけることもなかったさまざまな事柄に対してあらためて注意を向け、この世界とわたしたちの生きることを新たな光のもとで見つめなおそうと探求することです。世界のあることの不思議さ、人間の生きることのすばらしさを感じ取ることを目指して、学生の皆さんとともに探求することを大切にしたいと考えています。
■ メッセージ
研究のおもしろさ

最近は主に、ヨーロッパ中世の哲学を研究しています。数百年も前に書かれたテキストが今日まで残されていること自体が不思議なことですが、今もなおそのようなテキストが世界の各地で読み継がれていることにも大きな感銘を受けます。テキストと私たちの間には時間と空間の大きな隔たりがあり、自分の理解が及んでいないことをいつも実感しますが、そのような中で試行錯誤を重ねながら研究を進めていくことはまた楽しいことでもあります。テキストを読む作業を進めていくうちに、それを書いた人物の人となりが感じられるような思いをすることが時にあります。とてもうれしいひとときです。